ここは誌上レッスンのバックナンバーです。過去の作品を各話・または同一テーマ毎にまとめてあります。

誌上レッスン・バックナンバー



第18回:フォロースルーの確認(その2)

 今回は珍しく前回の予告通りに『フォロースルー』に関する話の続きです。我ながら本当に珍しいなあ〜、と思ったら外は雨。どうゆう事やねん!?(笑)
 それにしても、説明図を描くのがとっても面倒臭いんだなあ〜。以前話していた『簡単で描き易いお絵かきソフト(出来ればフリーソフト)』とまだ出会えていないので、今回はやっとの事で描けた絵2枚を中心に話を進めて、3枚目の絵が必要になるまで踏み込んだ話をしておりません(おいおい…)。どなたか良いお絵かきソフトをご存知だったら教えて下さいね。

 さて、前回『インパクト前と後のスウィングの役割分担』について、
『スウィングの前半(インパクト前)は球にパワーを与える為、後半(インパクト後)はコントロールを与える為』
の動作だと申し上げました。科学的には間違っていますが、感覚的には十分に納得のいく説明だと思います。それでも納得のいかない方は、試しにインパクトの瞬間に手を止めてみて下さい。まあ何とか思った方向に飛ばすぐらいは出来ると思いますが、その状態で細かいコントロールまではつけられない事に気付いて貰える事でしょう。
 さて、その大事なフォロースルーですが、それでは一体どのようにすればよいのでしょうか?
 ここではフォロースルーの向きとコントロールする方向が比較的一致しやすいバックハンドのスライスショットについて考えてみましょう。
 まずはインパクトからフォロースルーに向けた動きの図解を見て下さい。この図を描くのにえらい時間と手間がかかっちゃってますので、出来ればその苦労を思いながらじっくりと鑑賞するように(笑)。
 意外に思われるかも知れませんが、スライスの速い球では実際にはこの図のようにラケットはほぼ水平に動きます。難しい理論の解説は省きますが、ラケットが斜めに当たる事によってボールにはちゃんとスライス回転(&やや上向きの放出角度)が与えられます。
 ちなみに、この時ラケットの動きを前方やや下に動かすと球は水平に、更に下に動かすとボレーのような打ち下ろすショットになり、勢い良く下に動かすとドロップショットに…ではなくて多分ミスショットになります。よく誤解されるのですが、ドロップショットは力の入れ方が根本的に違います。お間違えないように。
 さて、より正確なコントロールの為には、インパクトでラケット面が球を捉えてから放出するまでの短い間、面の傾きと運動方向を維持したままラケットを前方へ動かす事が要求されます。とは言えブレのない完全な動作はほぼ不可能であり、また要求される時間も瞬間(恐らく1/30秒以下)でしかありません。人間の動作はそんな短い時間に正確に動く事には慣れていないので、インパクト前後(特に後半)を含めたもう少し長い時間、前方への動きを維持するように意識する方が簡単でしょう。その為の、フォロースルーの確認です。
 但し、人間の腕の長さには限度があるので、図の4のようにインパクトの形のまま完全に直線的に動かす事は不可能です(笑)。よって、実際の動きは図のようになり、インパクト直後からラケットの打球面(球に当たった側)は徐々に上を向いて最終的に上方(空の方)を向くようになるでしょう。
 あ、言うまでもなくこの図も随分と手間がかかってますので、じっくりと…って言いたいんだけど、じっくり見られたら絵が下手なのがバレちゃうので駄目、ってもう既にバレバレやなあ〜(苦笑)
 話を戻しますが、この動作は一般的な例であり、絶対ではありません。これと違う動きをしていてもちゃんと打てている方もおられます。ラケットが上を向く事は目標ではなく、あくまで打球動作中のラケットの動きがうまく行った事の確認動作に過ぎないと解釈して下さい。当然ながら適当に打った後でラケット面だけ帳尻合わせに上を向けても、思った所には飛びません。けれども、これと同じような動作がスムーズに出来た場合には、球がキチンと当たっている限り良い返球が出来ていると思われます。試しにご自分の動きを確かめてみると良いでしょう。
 ここで2つ目の図をもう少し詳しく解説してみましょう。1(インパクトの瞬間)で作られていたラケット面の角度が、2(球が離れた瞬間)でもかなり維持されています。この動作の維持が十分なパワーと安定したコントロールを生むのです。図ではわかりにくいですが、この間手首の角度も維持されている事に注意して下さい。手首の角度も3まで維持出来るようなら上出来でしょう。2から3までの動作はあくまでオマケですが、1〜2の動作がスムーズに出来ていなかった場合は3の形がかなり不自然(ラケット面が横を向いたりとか手首が伸び切ったりとか)になるので、3がうまく出来ていれば1〜2はうまく出来ていた(のだろう)と判断出来ます。
 図を描くのが大変なので他のショットについては解説を省きますが(おいおい…)、他の場合も概ね同じような考え方で、フォロースルーのフィニッシュがきちんと出来ている場合は良いショットが打てたと考えて良いでしょう。
 勿論、追い込まれた時や走りながらのショットなど緊急時には違う動きをしても仕方ありませんし、違う動きをしてもある程度はコントロール出来ます。しかし、例えば時間的に余裕がある場合や相手を追い込む為にシビアにコントロールしたいような場合には、フォロースルーがきちんと出来ているかを確認する事は非常に重要です。
 当然、基本的なラリー練習の時などには全てのショットについてフォロースルーを確認するぐらいの慎重さが欲しいところです。開始直後のウォーミングアップなどで行うラリーの場合は、1打1打ごとにじっくりと感触を確かめるように打ってみて下さい。それだけで、その日のアナタのコントロール力は20%(当社比)は向上するはずです!(ええ加減な話…。)

2004.10.03 Copyright(C)しんのすけ


★迷惑メール対策としてメールアドレスに細工をしました。メールリンクタブ(上の『本サイトに関する…』の黄色い画像)をクリックするとメールソフトが立ち上がりますが、あて先(メールアドレス)の本来『@』マーク(小文字)となるべきところを『●』にしてあります。ご面倒ですが、『@(小文字)』に直してご使用下さい。
メールソフトがうまく立ち上がらないなどの場合は、ご面倒ですが次の文字列をコピーし、同様に『●』を『@(小文字)』に変えてご使用下さい。
edail●sutv.zaq.ne.jp



since 2002.12.31  Copyright(C)しんのすけ