今年も夏が終わってしまいました。夏は塾長の一番好きな季節。その季節が終わるのはとっても寂しい…。でも、夏の終わりと入れ替わりに毎年開催されるのが、テニス界の4大タイトル(今年はオリンピックも入れて5大?)の一つ、全米OPENです。全豪、全仏、全英、全米の4大タイトルはTVでの露出度も高く、多くの方がTVで観戦しています。
…え?実地で観戦しないのかって? だってアナタ、飛行機代高いぢゃん!(笑)
さて、TVで『観戦』した後にトッププロみたく強打したくなる病気に『感染』してしまう症状がある事は、以前にもコラムで取り上げました。塾長も昔はそれが嫌いだったのですが、最近では
『まあいいかな?』
と、考えが変わってきました。まあ、塾長も歳をとって人間が丸くなったのでしょうか? やりたくてやってるんだから、怪我につながらない程度なら、ま、いっか。ってなもんです。
でも、それでも一言だけ言っておきたい。
TVで主に放映される男子シングルスは、ビッグサーブを打ちサーブ1発で決めてしまう単調なテニスが主流ですが、テニスの楽しみ方はそれだけぢゃああ〜りませんぜ、お客さん!
ビッグサーブでの勝負は、体力・体格・年齢といった差が顕著に出て、ごく一部の若い男性以外は楽しめません。それに対して、ボールを打つ方向・角度・回転・スピード・組み立てといった要素をうまく組み合わせてコツコツとポイントを重ねて行くテニスは、幅広い年齢・性別の間で楽しむことが出来るのです。
…まあでも、高校生〜20代前半ぐらいの元気の有り余っている男性にとってビッグサーブは魅力があるのも確かですね。そんな方はせっせとサーブを磨いて頑張って下さい。当塾は主にそれ以外の皆さんを対象にコツコツやって行きます。
それでは、気を取り直して当塾対象者の皆さんに申し上げます。塾長のテニスに対する持論の一つとして、
『テニスはボールを強く打つ競技ではない』
というものがあります。ではどんな競技か? と申しますと、
『自分の思う所にボールをコントロールし、重要なポイントを支配出来た方が勝つ競技』
だと思っています。その意味において、フォロースルーの確認は大切です。
塾長が毎回レッスンで言うことの一つに、『インパクト前後のスウィングの役割分担』があります。即ち、
『スウィングの前半(インパクト前)は球にパワーを与える為、後半(インパクト後)はコントロールを与える為』
の動作だというものです。科学的に厳密に言えば、この説は明らかに間違いです(おいおい…)。なのに何故いつまでも言い続けているかという理由をご説明しましょう。
コースコントロールはインパクトの瞬間のラケットの向きとボールの当たった角度などにより瞬間的にほぼ決定されます。ですから例えば機械にラケットを持たせてインパクトの瞬間にスウィングを止めたり、インパクトと同時に動くような動作をさせた場合でも、ボールをコントロールしたりパワーを与える事は十分に可能です。しかし、人間の動作は機械の様に急激に止まったり、動き始める事は出来ません。結果として、インパクト前のスウィングが十分であればパワーを与える事は容易であり、うまく狙う方向にインパクトをコントロール出来た時にはそれに続くフォロースルーもきちんとその方向に動いている、という話なのです。
実際のレッスンに於いても、コントロールがうまく行かない生徒さんに『インパクトの瞬間のラケットの向き』という極めて短時間の動作を意識させるよりも、『フォロースルー』という自分でも確認しやすい割合長い時間の動作を意識させた方が感覚的にもわかりやすいようで、早期にコントロール能力が向上するようです。
では具体的にどのようなフォロースルーを取れば良いかは…図を使った説明を考えていますので、次回以降に回したいと思います。
え?
『引っ張るな』って?
だってえ〜、図を描くのって結構面倒臭いんだも〜ん(笑)。
取り敢えず、次の更新は早目にする予定ですので(『します』と断言しない処が奥ゆかしい?)、しばしお待ちを。それまでは、自分でとにかく『フォロースルー』を意識しておいて下さい。毎回毎回、自分の中できちんと狙った方向に向けてフォロースルーが取れたかな? と意識するだけでも、コントロール性は向上するはずです。