今日、第10回用のネタを書き込んでいたのですが、ほぼ出来あがった状態でふと前回(第9回)の末尾を見て、アゴが外れてあ〜んぐり。
第9回・・・『次回はトップスピンです。』
全然違うネタ書いとったがな! えらいこっちゃ。慣れない予告なんてするんじゃなかった…。という訳で、気を取り直して、トップスピン、始めます。
テニスをする人のうち、恐らく殆どが『カッコイイ』『攻撃的』といった良い印象を持ち、使いこなしたいと思っているショットがこの『トップスピン』ではないでしょうか? 打球時に球のこちら側を下から上へこするように打ち、順回転(床を手前から向こうへ転がる球と同じ回転)をかけたボールで、打つ動作が派手に見える事からこのような印象を多く持たれます。
しかし実際は、特に低い球を打つ時にはネットを越えようとして教えなくても無意識に球を持ち上げるようにスウィングするため、多くの人が自然にかけられる回転でもあります。
しかし、回転をより強くかけようとすると途端に難しくなり、無理をして手首を傷める事が多いのもこのショットです。原因と対処法は様々ですが、今回はその中から回転をかける為に手首を使い過ぎてしまう方へのアドバイスです。
***注意!*** サイトのトップにもうたっておりますが、このアドバイスはあくまで一般論であり、人によっては正反対の結果が出る場合が十分考えられます。もし万一実行なさる場合には、あくまでも自己責任で行って下さい。私の目の届く範囲外で行った結果手首を更に悪化させるような事があっても、当方では責任を取れません。難しい事を言うようですが、これも消費者を守る為の法律に則った処置ですので、ご理解願います。
さて、前回予告した通り、『5円玉1枚と、それをぶら下げる糸30cm』を用意してありますか? ナニ? 用意してない!? なんてこった! …と強く言えないワタシ。なんせ当の本人がお題そのものを忘れとったからな〜(爆)。
では今から用意して頂きましょう。そそ、5円玉の穴に糸を通して、丁度怪しげな催眠術師が目の前で振る振り子のようなものを作りましょう。資産家の方は50円玉を使って頂いても構いませんよ。…出来ましたか? ではおもむろにそれを目の前で振ってみましょう。そして自分に暗示をかけて…とやってしまうとホントに怪しいので、目の前ではなく単にその辺で振ってみて下さい。難しい計算は端折りますが、左右に振れて約1秒の周期で行ったり来たりの振動を始めるはずです。
さて、ここからがお立ち会い。まず、手の届く高さにその振り子の糸の上端を固定し、勝手にブラブラ振り子が揺れるようにして下さい。図のように振り子が自由に振れている時、5円玉が真下に来た(=1番速度が出ている)タイミングで割り箸か何かを図の赤いポイント辺りに突然差し出してみましょう。行く手を阻まれた5円玉(お金持ちなら50円玉)が急に速度を上げてピョン!と跳ね上がるのが見られるはずです。場合によってはそのまま割り箸の回りを1回転、2回転と回り、巻き付いてしまうでしょう。
物理学の公式なんかを持ち出して色々と計算すれば、なぜそうなるのか、速度は何倍になったのかなど解説する事は可能ですが、そんな事をすればまず真っ先にワタシのアタマがウニになってしまいますので、やめときましょ。とにかく、理由はわかんないけど、振り子運動をする物体の回転半径を小さくすれば回転が速くなるという事実が、感覚的にわかればい〜んです。ハイ。
(ちなみに、5円玉は割り箸でさえぎられなかった時と同じ高さまで上がるはずです。もしも割り箸の位置がその高さより十分低いと、5円玉は割り箸にクルクルと巻きつきます。)
この結果を、自分の身体に応用してやろうというのが、今回の趣旨です。
トップスピンをかけようと後ろ下方に振りかぶった腕を前方に振り出す時、インパクトの少し前に急に上腕(肘から肩までの部分)の動きを抑え、前腕(肘から手首まで)より先だけを少し上(トップスピンをかける方向)に持ち上げるようにします。この時、肘の関節は力を抜いて自由に動くようにしておくのがポイントです。こうすると、腕全体が持っていた振り子状の運動エネルギーがより短い回転半径(前腕=肘から先)に集中し、肘から先がクルリと回って鋭くスピンがかけられるようになります。ええ、もう、本当に。難しい理論なんか知らなくていいです。やってみればそうなりますから。
最初は慣れなくてあらぬ方向に回転したりするかも知れません。まずはラケットの代わりに小さなオモリでも持って挑戦し、肘から先の回転を上手にコントロール出来るようになったらラケットを持ってトライしてみましょう。但し、先にも言った通り、あくまで自己責任で。コントロールに失敗すると、跳ね上がって来たラケットでおでこを強打してしまいます。
理屈はともかく、実践してみるとよくわかる(はずの)この方式。要するに何を言いたいかとゆ〜と、自分で意識して手首や肘の関節を使い過ぎると故障(怪我)のもとになるので、それをやめて自然の物理法則に従ってラケットが勝手にトップスピンの軌道を描くようにすれば楽ですよ、という話。なかなか文章ではこれを説明しきれないのですが、トライしてみる価値はあると思いますよ。事実、これを憶えてから塾長は手首痛と完全にオサラバ出来ました。
さて、今回の説明には随分と推敲に手間取りました。文字だけで身体の動きを説明するのには限界があります。やっぱキレイな絵がないとわかんないよね〜。という訳で、近いうちにお絵描きソフトを仕入れようと狙っている塾長であります。
さて次回…の予告はもうしません。開けてビックリ玉手箱、何が出るかは開いてみなきゃわからない、を基本方針に頑張ります! …って、単に予告しても忘れちゃうだけなんですけどね。