ここはコラムのバックナンバーです。過去の作品を各話・または同一テーマ毎にまとめてあります。

コラム・バックナンバー



第9回:雁行陣の動きの練習について

 毎度いきなり私事で申し訳ないが、年末年始の忙しい時期とHPの更新・改造作業が重なってしまい、この年末年始はてんやわんやだった。『師走』とは
『普段落ち着き払って見える師匠(和尚?)のような人でも走り回るほどに忙しい時期』
というのが語源らしいが、のんびり屋の私でもさすがに今回は走り回った。
 走り回ったと言う割にはHP改造もさほど大規模なものでもなく、見易さを求めて若干の整理をしたに過ぎないが、HPを作るのに必要な知識をたった1冊の『HTMLリファレンスマニュアル』という本に頼った全く独学の作業には、思いの外手間取ってしまった(と、さりげなく更新が遅れた言い訳をしておこう)。
 さて、改造後第1弾となる今回のコラムでは、雁行陣の動きの練習について、手短に書いてみようと思う。なにせこの後引き続いて誌上レッスンの方も更新しなくてはならないので、ちょっと大変なのだ(と、また言い訳を…今回は言い訳してばっかりだなあ)。

 テニススクールでのレッスンをしていて、ヘッドコーチの指示に何となく抵抗を覚える事が何度もあったのだが(元々私は偏屈者なので抵抗する事は多かったが)、その中でも今回は『雁行陣の動き』を取り上げてみよう。
 スクールでレッスンを受けた事のある方なら誰しも経験があると思うのだが、テニスの打ち方にも慣れてそろそろゲーム練習を始めよう、という頃に戸惑うのが、コート内で自分がどのように動いたらよいのか?という事。後衛に回っている時には否応なく相手の球によって動かされるので良いのだが、問題は前衛に回った時。周りからは
『動いて!ポーチ(ボレー)して!』
と言われるのだが、早い(ように見える)ラリーの球にいつどこで手を出していいのかわからずに最初は右往左往するだけ。やがてコーチから『斜め前方⇔斜め後方』という動きを教えられるのだが、今度はその動きをリズム良くこなすのに必死になって、ポーチどころではなくなる。おまけに横(コーチ)から
『前! 後ろ! 前! 後ろ! 右にも注意して〜!』
なんて言われてしまうともうパニック! 完全にリズムを失い、前後の動きさえ出来なくなって来る。
 思うにこれは、十分に説明しない教え方に問題があるのだと思う。私が吹田でレッスン中に師事したコーチは
『生徒さんは動かして動かして、休ませるな。説明は最小限で。』
というポリシーの持ち主で、レッスンの途中で長い(と言っても3分以上の)説明をするのを嫌ったものだった。しかし、例えば車の運転で『カーブに来たら減速して』としか教えなかったら、見通しの良い安全なカーブや高速道路の極めて半径の大きなカーブでもブレーキを踏む運転手が出てきてしまう(実際そんな運転を見かける事があるが、却って危険だ)。
 車の運転で言えば、カーブで減速するのは
『カーブではタイヤに複雑な力がかかり挙動も安定しなくなるので、危険防止の為に適当な速度まで減速した方が良い』
のが理由であり、勿論現在のスピードが安全圏内なら減速する必要はない。いやむしろ正確には
『カーブに進入するまでに十分速度を落としておかないと意味がない』
のであって、カーブしている最中にブレーキを踏むようであればタイヤにかかる力を急激に不安定にしてしまう事になり、逆に極めて危険ですらある。
 テニスでは直接こんな危険に出会う訳ではないが、それでも十分な説明を怠った為に雁行陣の動きを理解出来ず、それ故にテニスを難しく感じたり、試合参加を尻込みしてしまう生徒さんを生み出すのであれば、ある意味『危険』な指導であると言えよう。
 ではさてどう動いたら良いのか?それをコラム欄で指導するのは私としてはちょっと反則気分なので、詳細については『誌上レッスン』の項(バックナンバー第13回:雁行陣での前衛の動き)に譲ることにしよう。(と言って紙面を稼ぐ。ついでにサイト内ページの宣伝?我ながら姑息な手段だなあ〜f^_^;) )
 誌上レッスンで解説した事を良く理解してから前衛の動きに取り組めば、少なくとも曲がり角でブレーキを踏むような事にはならなくなるだろう。なろうことなら全てのコーチにこの事実、
『あまりに基礎的過ぎてあなた方コーチ(=何でも出来る人)には不要に思える事でも、初心者には説明が必要なことは沢山あるんだ』
という事実が、この業界の常識となってくれればなお良いのだが…。

2004.01.20 Copyright(C)しんのすけ


★迷惑メール対策としてメールアドレスに細工をしました。メールリンクタブ(上の『本サイトに関する…』の黄色い画像)をクリックするとメールソフトが立ち上がりますが、あて先(メールアドレス)の本来『@』マーク(小文字)となるべきところを『●』にしてあります。ご面倒ですが、『@(小文字)』に直してご使用下さい。
メールソフトがうまく立ち上がらないなどの場合は、ご面倒ですが次の文字列をコピーし、同様に『●』を『@(小文字)』に変えてご使用下さい。
edail●sutv.zaq.ne.jp



since 2002.12.31  Copyright(C)しんのすけ